ヒムロッドワインもどき

私はほとんどお酒を飲まない。ビールも日本酒もワインも。たまに付き合いで飲む程度、家で晩酌なんてありえない。が、この時期は自家製ワインもどきを楽しんでいる。
写真のヒムロッドは白葡萄のため、黒とう病が目立つ房は出荷できない。なのでこれをジュースにすると、いつの間にか、冷蔵保存していてもアルコール発酵してしまう。
上記の通りお酒を飲まないので、ワインなんてどれも一緒に思える。いや、正確には以前「これは高級品だ」といわれで飲んだ赤ワインはクレヨンの味がして、これがいいと感じる感覚が理解不能であった。
常温発酵させ、毎日味の変化を見ていくと、液体が透明になりきる前の、まだ甘さが残っている段階のほうが品種特性が分かり、甘くて飲みやすく、美味しいと思う。
この甘さ、糖分がアルコール発酵し、化学的にはどの程度だか分からないが、かなり糖分が分解した時点をもってワインというのだろう。
この中途半端で、しかし美味なワインが世に出回らないのは、お酒はあくまでアルコールがある程度高くないと話にならないからなのだろうか。
絞り終えて数日後には泡が勢いよくでていて、この状態で口に含んでみると、スパークリングワインのようである。

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