1週間ほど前、畑仕事を終え軽トラで農園を出てしばらく下ったところでエンストしてしまいました。
セルは回るのに、エンジンかからない。
ガソリンは半分以上ある。
耳を澄ますと、キーONで回るはずの燃料ポンプ音がしません。
ホンダビートで数カ月前におんなじことが起こりましたが、その時は前触れがありました。
今回は突然。
その日は暗い中、ギアをニュートラルにいれて、ゼーゼーハーハーいいながら、つい今しがた下った坂を空重量760kgを押して(一人で)畑に戻りました。
考えられるのは2つ。燃料ポンプの故障、またはリレーの故障。
20年前の軽トラです。ECUなんてありません。なのでリレーの場所もよくわからない。
ポンプは燃料タンクのそばにあるので、まずはそちらから。
この燃料ポンプが取りにくい。
ジャッキアップして、馬かけて、右後輪を取り外します。
非常にアクセスしにくいです。
こんな衝撃のある場所でいいのかと思いつつ、下に潜り込んで作業。
乾いた泥が降りかかり目に入ります。
ポンプを取り外して、電源ケーブルの電圧を測定したところ、キーON後2秒ほど12Vきています。ということはリレーはOK?
ならば、ということでポンプを分解。三菱製のポンプです。
中央下部の黒い樹脂部分に燃料がきて、その上にある部分がポンプ。
ソレノイドっていうんだっけ、電磁石で上下にゴムの吸盤みたいなのが動くことで燃料を吸い上げる構造。
こういう構造だったのか。
って、これ、壊れる要因あるのだろうか?
何も出来ず、もう一度組み直して、今度はバッテリー直ポンプで動作確認してみたらちゃんと動きました。(先にこれをすれば、バラす必要はなかったなぁ)
車に取り付けると、やはり動きません。
と言うことはリレー?
ビートの時も、電圧測定して確認はしたのに、やっぱりリレーが悪かったということがあり、電圧だけみてもしょうがないんですね。うーん、この装置、3000円ぐらいしたのに役に立っていない。むしろ、真実から遠ざける働きをしている気がする、、、
では次はリレーの確認。
このリレー、ダッシュボードの奥に潜んでいます。
グローブボックスを取り外すとアクセスできるようなのですが、前オーナーがどういうわけか、グローブボックスとダッシュボードをビス止めしていて、ダッシュボード外さないとリレーにアクセス出来ません。
グローブボックスのあたりに4WDユニットと、リレーが2つ。
キーON後2秒後にカチっと音がするリレーがポンプリレーと思われるのでそちらを開けてみます。
リレーはまた珍しい、+1番で止まっていて、もっていないんですなー。
いろいろ苦労した挙句、やっと出てきたポンプリレー。
どうです。尖っていますねー左下は見るからに怪しいですねー。
5箇所ぐらい、輪切れしていそうなところをハンダ盛りして取り付けたら、あっさりポンプ回りました。はい、エンジンもかかります。
なんかこんなちっちゃな部品一つで軽トラが動かなくなってしまうなんてねぇ。
ポンプなんて使わずに、トラクターとかみたいに重力で燃料送るようにするわけには行かないのかな、車の場合。
まあ、古い車なので今回もなんとかなりましたが、ハイブリッド車なんて、トラブル起きたら何もできることはないんでしょうね。
キャブ車ばんざい。
ついでにダッシュボードを再塗装しておしまい。
めでたし。
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